スポーツ

SPORTS鍼灸HEADLINE

JATAC公認　アスレチックトレーナー
全鍼師会公認　スポーツ鍼灸師
ダブル資格を所得

歩く・走る

人間は、歩いたり・走ったりする時は身体の各部の関節を捻りながら歩いています。
捻りが度を起こすと、図a.過回内障害over pronation と　図b.過回外障害over supinationが発生しやすくなります。

過回内障害の代表疾患は、アキレス腱内側炎・足関節捻挫後遺症・腓骨筋腱炎・腓骨筋腱脱臼・後脛骨筋腱炎・有痛性外脛骨障害・舟状骨疲労骨折・足底筋膜炎内側型・外反母趾MTP内側底側型・母趾種子骨障害・長母指屈筋腱炎・外板扁平足などが起こりやすくなり。

過回外障害の代表疾患は、アキレス腱炎外側型・シンスプリント・足関節捻挫後遺症・足根管症候群・踵骨棘・距踵骨融合症・足底筋膜炎中央型・外反母趾MTP背側型・中足骨疲労骨折・趾伸筋腱炎などにが起こりやすくなります。

また、過回内･過回外障害は左右の歩幅の違いを生みます、車で言うと片側のタイヤに軽いブレーキを掛けながら走っているのと同じ事です、人間は目的地を目で見て其れを補正しながら走っています。

足底挿板や足部テーピングは、過回内による障害や過回外による障害を生理的位置に矯正する事を目的とし、同時に無駄な力が抜け走行時のタイムも向上する事になります。

私は、患者さんや選手に痛みが起きた時は、チャンスですよと言っています。
テニス肘・ゴルフ肘・腰痛等が起きた時はフォームが狂っていて、無駄な力がその部位に掛かっているため、体はサインを出し痛む、痛む部位だけでなく全身的にフォームをチェックする事により　パホーマンスが向上します。
　他のスポーツでも痛みを取るテーピングでは無く、フォーム矯正のためのテーピングを貼ります、フォームが矯正出来たら痛みも取れていきますので、徐々にテーピングや足底挿板を取っていきます。

マラソンやトラック競技は、足底挿板を入れた時とフォームが矯正されて足底挿板を取った時の２段階で向上します。

怪我を診る事は単純ですが、フォームを診る事は難しいです。
だから私は選手(患者さん)と同じスポーツを行い診る目を養う、
自分で体験する事が大切です。

エビングハウスの忘却曲線

簡単に言うと20分・1時間は、すぐ忘れる、しかし1日覚えていた事は忘れづらくなる。
ドイツの心理学者の研究です。
今日練習した事　学んだ事は、最低一日後の復習が肝腎、スポーツでも勉強でも復習が
必要なんです。

スポーツ鍼灸講習会

目標を持つ

スポーツ鍼灸マッサージ指導者講習会に参加して来ました。
金メダルを支えた鍼灸マッサージ～トレナーに求めるもの～と言った演題で、日本体育大学教授　具志堅幸司先生よりご講演いただきました。
具志堅先生には、「自分の夢を叶える為に、目標を持つ｣「目標が出来たら計画する」先生の計画には脱帽いたします、夢を叶える為に、朝牛乳配達そして中学校に通い、体操の部活動を行い、夜は牛乳配達で稼いだお金で、学習塾に通う、並々ならぬ努力です。そして勝つ事をイメージする。具志堅先生はオリンピックで優勝するイメージを何回もしたそうです。
「目標を言葉にすること｣とも言っていました。
これは別の先生も同じようなことを言っていました、その先生は、「十回口に出して言う、そうすれば必ず叶う。｣そうです、漢字の叶うと言うのが、口と十から出来ているからです。言霊・言魂です。

夢や目標が出来たら、その日その日を書いて残す、日誌を付ける事、「書いている内に真理に近づいており、言っている内に誠が出てくる」漠然と何気なく練習するのではなく、過去にも明日のための道がある、過去に反省し前に進んでいく、そうすれば夢が必ず叶う。

私たちサポートする側のトレーナーは、何をしたらよいのか。「コーチが運転手であるならトレーナーは、ナビゲーション道先案内人である。コーチの車に乗った選手が、迷路や渋滞に嵌ってしまい動けないとき、選手の支えである。」と言っていました。

病院に通われる、選手・学生さんは、正直、患部しか診ない診察を多くしています。
具志堅先生が通われた治療院では、脈診（東洋医学の脈で身体全体の状態を診察する事）を行い、患部だけでなく、身体全身のパホーマンスをあげる事を行ってくれたそうです。

原田鍼灸接骨院でも患部のみの治療でなく全身的な治療を心がけます。

勝つ為に、人間として成功するために、準備→実行→反省をし　成長して行くことこそ大切

講師：丸紅健康開発センター所長　山澤文裕先生より、ドーピングについて、ドーピング防止教育、サプリメントについて、TUEについて講演して頂きました。